日陰生活

どこにも誰にも言えないからここに書いておきます

母親になんてなりたくなかった2

結婚しないでいれば結婚はまだか?
結婚したら結婚式はいつだ?
(挙げる予定はなかったが仕方なしに挙げることにした。親からの要望。こちらがどれだけ式はやらないと言っても式はあげるべきと言われしぶしぶ計画。式の予定は2020年某日。ちょうどコロナが流行し始め最初の日程は延期。その後面倒になり、もう中止にしようと思っていたら再度親族から挙式の催促をされ。挙式は妊娠中に実施。体調が優れず最悪な式だった。幸い感染者は出なかった。たまたま運が良かっただけ。感染していたらと思うと怖い。)

式を挙げたら子はまだか?

憂鬱になる。

また母親から言われた。
お母さんなんだからちゃんとしろ。
子を第一に考えろ。

仕事から帰ってきた母はわたしに見向きもせず孫のところへ。
念願の孫ですもんね。子を産みたくなかった娘に「孫の顔が見たい」と何度も言い続け、娘が心も身体もぼろぼろにして産んだ孫、かわいいでしょう。
わたしはあなたのその夢のために無理して子を産みましたよ。プレッシャーに耐えながら。子は産まなきゃだめなのか。できなかったら?順調にいかなかったら?

孫がいちばんなら結構。わたしはあなたのために赤ちゃん産みましたよ。もう用済みですね。もう死んだって構わないでしょう。そんなふうに思えた。

いつもそうだった。悩んで相談してもあなたが悪い、考え方が良くない。寄り添ってくれたことなどない。
だんだん自分がダメな人間だとしか思わなくなった。今もだ。だから母親になんかなりたくなかった。ましてや母親のようになりたくない。

親になったら子を第一に、自分のことは後回しにして子を第一に、自分が腹を痛めて産んだ子はかわいいかわいいと愛でる、これが当たり前。そうだと思わないで欲しい。そう思える時ばかりじゃない。

子育てが他人事だった頃は虐待のニュースを見て心を痛めていた。さすがに子に暴力を振いたいなどとは思わない。やってしまった人も暴力を振るいたかったわけではないはず。
それでも手が出てしまったのは子育てがしんどいからだろう。相談できる人がいない、助けてくれる人がいない、頼り場所、頼り方がわからない、逃げ場がない。そんな状況になれば誰だって苦しくなる。何をしても泣き止まない。あの泣き声を聞き続けたら気がおかしくなる。
今、そういうニュースを見ると「赤ちゃんがかわいそう」より先に「親御さんしんどかったんだろうな。」と思ってしまう。
(とはいえ虐待は良くない)

本当に子育てに向いていない。ますます子なんか産むんじゃなかったと思う。