日陰生活

どこにも誰にも言えないからここに書いておきます

母親になんてなりたくなかった7

自分が女に生まれてしまったことが不幸の始まりだったと思うほど追い詰められている。

なぜ女性だけにしか子をお腹の中で育てる仕組みが備わっていないのか。

痛みも苦しみも全て降りかかってきた。

生理痛からはじまり、悪阻に陣痛。

なぜ男性は痛みを感じなくてよいのか。不平等だ。


その分女性にはいろいろ社会的サービスがあっていいじゃないかと言われたことがあるが、わたしはレディースデイでやすく映画を見られることに喜びを感じていない。女性にデザートサービスなども嬉しくない。


悪阻で苦しんでいるとき、ご飯をいつも通り普通に食べている夫にいらいらした。わたしはこんなに苦しいのに。子どもが欲しいと言い出したのは夫の方なのに。わたしはいらなかった。

恨んでも仕方ないことなのに夫を恨んでしまった。


男に生まれたかった。

男には男で苦労があるだろうが妊娠出産子育てに比べたらそれくらい。